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オルセーでミレーを
2006 / 11 / 20 ( Mon )
ジャン・フランソワ・ミレー。誉められたりけなされたり、生涯の間にこれほど評価の分かれた画家はいないそうです。
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ミレーは、人間の苦しい労働とその尊さを描きつづけました・・・
ジャン=フランソワ・ミレー(Jean-François Millet, 1814年10月4日 - 1875年1月20日)

1814年、ミレーは、ノルマンディー地方の海辺にあるグリュシーという小さな村の農家の長男として生まれました。農家といっても、格式のある家柄・・・親族には、神父や科学者も出ていました。家には本があふれ、ミレーも、12才の頃にはラテン語で聖書を読んでいたといいます。早熟な天才。周囲の大人たちが驚いたのは、何よりも彼の絵の才能でした。

19歳の時、グリュシーから十数キロ離れたシェルブールの街で絵の修業を始め、22歳の1837年、パリへ出て、当時のアカデミスムの巨匠であったポール・ドラローシュ(1797-1856)に師事する。26歳の時、サロン(官展)に初入選するが、生活は相変わらず貧しかった。

1841年、ポーリーヌ=ヴィルジニー・オノという女性と結婚するが、彼女は3年後の1844年、貧困のうちに病死する。1846年には同棲中だったカトリーヌ・ルメートルという小間使いの女性との間に第1子が誕生。このカトリーヌと正式に結婚するのはかなり後の1853年のことであるが、それ以前の1849年、パリにおけるコレラ流行を避けて、ミレーはパリの南方約60キロの、フォンテーヌブローの森のはずれにあるバルビゾンへ移住し、「ほんのしばらくの間」・・・でもミレーは、結局、それから死ぬまでの27年間を暮らします。そのミレーの家がまだ残っていますが、彼が住んでいた頃は、もっと散らかっていて、ミレーは「私の博物館」と呼んでいたそうです。彼の故郷に似た村で、数々の名画『晩鐘』『落穂拾い』は生まれました。
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ミレーは、農民を中心に名もない人々の生活を正面から凝視し、彼らの真摯な生き方を、尊厳を込めて描きました。たとえば、それまでは「男性を誘惑する存在」として描かれることの多かった女性を、たくましい働き手として、人生のパートナーとして描いているともいわれています。
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『晩鐘』
夕暮れ時、農作業をしていた夫婦は、遠くに聞こえるアンジェラスの鐘の音を合図に手を休め、祈りを捧げます――。それは、両親を助けるために幼いころから畑に出ていたミレーの原風景であり、額に汗して働く農民に対する彼の深い愛情の証しなのです。ミレーは貧しい農民の日常の姿をありのままに、しかし巧みな構図や効果的な光の表現で、気高さをも感じさせる存在として描き出しました。
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【春】
雨が上がり、射し込む日が虹をつくっていて、去りつつある暗雲の向こうには青空ものぞいている。
そこにはしっかりと人間の営みが刻まれ、風景は自然そのものではなく、光が照らしている場所も人の手によって耕された畑。明暗を感じます。
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『羊飼いの少女』
夕暮れ前に羊の群れを連れ帰る少女。一日中誰とも話さずに、この羊たちと野にいたのでしょうか。ミレーの娘がモデルのうつむいた少女の崇高さ、その足元の草原の緻密な表現、薄明るい空、限りなく広がる地平線、もこもこした羊たちの質感などが絶妙に組み合わせられていて、全体から柔らかな雰囲気が伝わってきます。展示の説明の中に、ミレーは農民の日々の生活に“詩情をこめて”描いたとのコメントがありました。
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労働に荒れたふしくれだった手、収穫の喜び、自然への祈りと感謝、1日の仕事が終わったあとの束の間の休息。労働の苦しみとささやかな喜びを積み上げた淡々とした生活。神話や貴族など、美としてとらえがちなものではなく、名もない農民たちの日々の暮らしに対して崇高な尊厳の眼を向けけている・・・。

ミレーの絵の意味を知りたくなって、いろいろ調べてみました。心情とか背景とか・・・簡単にわかるものではないけれど、ミレーの思いに少し触れられたような気がしました。

ゴッホは、ミレーを崇拝していて、彼のエッチングを模写したクロッキーや油絵がたくさんあるそうです・・・。

++追記++
クルーベの「泉」を一生懸命描いていました・・・それも真正面で^^
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そんなに好きなんだね・・・(^^ゞ
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コメント
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そういえばいますよね、模写してる人。
フランスは特に多いんでしょうね。
お上手ではないですか。

こうして見るとミレーの絵はどこかもの悲しいですね。
絵には生活とか出るんでしょうか?

フランスに行って美術館めぐりしたいなあー。
by: kaoruko * 2006/11/23 21:31 * URL [ 編集] | page top↑
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kaorukoさん☆調べていくと、どんどん深くなっていって・・・
いろいろな解釈や見方もあって、混乱することもしばしばあります。
当たり前ですね、人の生涯を知っていくのですから・・・
わたしもそう感じます。どこかもの悲しい・・・絵ですよね。
ミレー自身に何か憂いがあったのか、対象とした農民から哀しみを感じたのか、わからないですね。
kaorukoさんは、絵が好きなんですねぇ~
わたしは、ミレーの絵が好きなわけじゃなくて(ごめんなさい)、人に興味があります(^^ゞ
by: pompe * 2006/11/24 03:12 * URL [ 編集] | page top↑
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